15年に「イスラム国」支配地域3割縮小、有志連合が見解
2016年1月6日(水)02時16分
[バグダッド 5日 ロイター] - 米国主導の有志連合は5日、2015年にイスラム過激派組織「イスラム国」の支配地域がイラクで約4割、シリアでは約2割縮小したとの見方を明らかにした。
イスラム国の拠点を空爆している英国やフランス、ヨルダンを含む有志連合は、いくつかの都市でイスラム国の掃討に成功しており、有志連合司令部のウォーレン報道官はバグダッドでの記者会見で「イラクとシリアを合わせると彼らはかつて押さえていた領域の30%を失った」と述べた。これに対するイスラム国のコメントはまだない。
イスラム国の勢力は2014年にイラクの3分の1に当たる地域に拡大。北部最大の都市モスルを制圧し、首都バグダッド近郊まで迫った。
その後、有志連合の支援を受けるイラク軍やクルド人部隊のほか、イランが後押しするイスラム教シーア派の民兵が反攻に転じ、バグダッド北部のティクリートやイラク中西部のラマディを含む複数の都市を奪還した。
シリアではイスラム国はアサド政権軍のほか、反アサド政権側の武装勢力とも戦闘を続けており、有志連合による空爆を受けている。また、シリア政府を支持するロシアも空爆を実施。軍用機をシリアに送り込んでいる。
イラクのアバディ首相は先月、2016年はイスラム国打倒で「最終勝利」の年になると述べた。
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