独当局、今年の難民流入予想を最大150万人に引き上げ=現地紙
2015年10月5日(月)18時58分
[ベルリン 4日 ロイター] - ドイツ当局は5日公表する報告書の中で、2015年に同国に押し寄せる難民が最大150万人に達すると予想し、以前示した80万─100万人の予想から引き上げると、独ビルト紙が報じた。
同紙によると、当局は「支援体制が破綻する」リスクを懸念しており、すでに十分な住居や衛生設備を提供できていない状況だと考えている。
報告書は「移住を求める圧力は一段と増すだろう。第4・四半期には違法な越境が毎日7000─1万件発生する見通し」と指摘している。また、難民申請を認められた人々が家族をドイツに呼び寄せることへの懸念も示した。中東の家族構成を考えると、難民1人につき平均で4─8人の家族がいずれドイツに移り住むとみられるという。
ショイブレ財務相は4日、欧州に押し寄せる移民の数を制限する必要があると述べた。
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