クリントン氏、キャピタルゲイン税率スライド制導入など提案
2015年7月25日(土)07時49分
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 2016年米大統領選の民主党最有力候補ヒラリー・クリントン氏は24日、キャピタルゲイン(株式譲渡益)に対する税率のスライド制導入や企業幹部の報酬制度刷新などを含む法人税制の改革を提案した。
クリントン氏はニューヨークで演説し、機関投資家は物言う(アクティビスト)株主の「奇襲攻撃」に反撃する義務があると主張したほか、米政府は、石油業界などのすでに潤っている業界に対する補助金を打ち切る必要があるとの見解を示した。
企業による自社株買いの透明性向上も求めた。
さらに、米労働者に恩恵をもたらす長期的な成長を犠牲にし、目先の利益に走ることは「企業にとっても、賃金にとっても、米経済にとっても良いことではない」と言明した。
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