北朝鮮の2014年成長率は1%、韓国中銀が推計値発表

2015年7月17日(金)16時00分

[ソウル 17日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は17日、北朝鮮の2014年成長率が1.0%になったとの推計値を発表した。

北朝鮮は国内総生産(GDP)を公表していないが、韓国銀行が推計値を発表している。

北朝鮮経済は、2010年にマイナス成長を記録したが、その後プラスを維持している。2013年の成長率は1.1%だった。

2014年GDPは、サービスと建設部門が好調だった。一方、農業、鉱山、製造業部門の伸びは鈍化した。

サービス部門は1.3%増加。2013年の0.3%増から伸びが加速した。サービス部門がGDP全体に占める割合は31.3%と、2013年の30%から上昇した。

建設部門は1.4%増加し、2013年の1.0%減からプラスに転じた。首都平壌に近い衛星都市で建設活動が活発だった。

2014年の貿易総額は76億ドルと2013年から3.7%増加した。輸出は1.7%減少。輸入は機械や繊維製品が増えて7.8%増となった。中国が最大の貿易相手国で、全体の90%以上を占めている。

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