インドネシア中銀が政策金利据え置き、インフレがリスク
2015年7月14日(火)19時49分
[ジャカルタ 14日 ロイター] - インドネシア中央銀行は、政策金利のBIレートを予想通り7.50%に据え置いた。5会合連続での据え置きとなった。翌日物預金ファシリティー金利(FASBI)は5.50%に、貸出ファシリティー金利は8.00%に据え置いた。
中銀は金利水準は今年と来年のインフレ目標に一致した水準とした。
キャピタル・エコノミクスのアジアエコノミストは「政策の緩和に向けた現時点での主な障害はインフレだ。前年の燃料補助金撤廃の影響が前年比で外れる今年終盤まで、中銀は利下げを行わない」との見通しを示した。
OCBC銀行のエコノミストも「利下げがあるとすれば最短でも年末だ。条件としては、米連邦準備理事会(FRB)の秩序だった出口政策と国内インフレ低下が挙げられる」と述べた。
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