米財務長官、サイバー攻撃問題で中国をけん制

［ワシントン　２３日　ロイター］ - ルー米財務長官は２３日、企業機密を狙ったサイバー攻撃を外国政府が支援していることに懸念を示した。この日から２日間の日程で開催される米中戦略・経済対話で議題とする意向を示した。

ルー長官は戦略・経済対話のオープニングのために事前に用意したコメントの中で「政府の支援を受けたサイバー攻撃で企業や商業部門から（機密などが）盗まれていることに深い懸念を抱いている」と指摘。その上で「インターネットが世界の成長と繁栄を引き続き促進することについて、米中は利害を共有している。この件について更なる協議を進めることを期待している」とした。