中国の通貨改革意向は歓迎、インフラ銀への考え説明=麻生財務相
2015年5月30日(土)00時36分
[ドレスデン 29日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁と麻生太郎財務相は29日、ドイツのドレスデンで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の終了後に共同記者会見を行った。
会見では、麻生財務相が為替について、「特段の議論はなかった」と発言。「中国が通貨改革の意向を示していることは歓迎する」と語った。
そのうえで、麻生氏は「中国の金融資本市場の自由化が進展することが、IMFの基準を満たすことにつながる」と指摘。中国が主導するアジアインフラ投資銀(AIIB)については「日本の考え方を説明した」と述べた。
一方、黒田東彦日銀総裁は会見の中で、日銀の量的・質的金融緩和について「批判的なコメントはなかった」と語った。
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