中国、台湾をAIIB創設メンバーに認めず 将来の加盟は可能

2015年4月13日(月)20時22分

[北京/台北 13日 ロイター] - 中国政府は13日、台湾はアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーにはなれないとする一方で、将来的な加入は歓迎する意向を示した。これに対し台湾は遺憾の意を表明した。

中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室が公表した声明を国営新華社が伝えた。

台湾を創設メンバーとして認めない理由を明らかにしていないが、台湾が適切な名称を使用した場合の加入は歓迎するとしている。

「(中国政府は)各方面から意見を検討した上で台湾の加盟をめぐる問題に適切に対応する。AIIBの規約を作成する際に関係各局が台湾の加盟について検討する」と説明した。

中国は台湾を中国の一部とみなしており、中国に配慮して米国なども国とは認めていない。台湾政府は中国の決定は残念としながらも、台湾の尊厳が冒されず他のメンバーと同等の待遇を受けられる限り、加盟を望む意向を示した。

*内容とカテゴリーを追加しました。

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