東アジア途上国の15年成長率見通しを下方修正、6.7%に=世銀

2015年4月13日(月)12時04分

[シンガポール 13日 ロイター] - 世界銀行は2015年の東アジア・太平洋地域の途上国成長率(中国を含む)見通しを6.7%とし、従来予想の6.9%を下方修正した。

2016年の成長率見通しは6.8%から6.7%に引き下げた。

東アジア・太平洋地域の途上国成長率は2014年は6.9%だった。

世銀は、予想下方修正の理由として、ドル高や米金利上昇がもたらす影響など、世界的な不透明感に伴う「かなりの」リスクを警告した。

中国の経済成長率については、2015年が7.1%、16年は7.0%になるとし、14年の7.4%から減速すると予想した。従来予想(15年が7.2%、16年が7.1%)からも下方修正された。

世銀は、中国経済の減速を見込む理由として、より持続的な成長を目指す政策のほか、金融の脆弱(ぜいじゃく)性改善への取り組みなどを挙げている。

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