中国原油輸入、3月は前年比14%増

2015年4月13日(月)13時59分

[北京 13日 ロイター] - 中国税関当局は13日、3月の原油輸入が前年同月比14%増加したことを明らかにした。

同国では、国内の原油生産は横ばいの状態が続いているが、精製製品の需要は過去最高付近で高止まりしている。

3月の輸入量は2681万トンで、市場予想を下回った。日量ベースでは前月比5.2%減の630万バレル。

国際エネルギー機関 (IEA)は先月、今年の中国の石油需要伸び率を2.7%増に上方修正している。

中国は、国際原油価格が下落するなか、戦略備蓄を積み増しているが、一部のアナリストによると、貯蓄タンクが不足する恐れがあり、今後輸入が伸び悩む可能性もある。

3月の輸入はトムソン・ロイター・オイル・リサーチ・アンド・フォーキャスツがまとめた市場予想を100万トン下回った。4月も3月並みの輸入が予想されている。

2015年第1・四半期の原油輸入量が前年同期比7.5%増の8034万トン、日量ベースでは652万バレルとなったと発表した。

第1・四半期の鉄鉱石輸入は2.4%増の2億3000万トン。大豆輸入は1.9%増の1563万トンだった。

*内容を追加して再送します。

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