米キューバ外相が会談、半世紀以上ぶり テロ支援国指定解除へ

2015年4月10日(金)14時31分

[パナマ市(パナマ) 9日 ロイター] - ケリー米国務長官とキューバのロドリゲス外相が9日、パナマで会談した。両国の外相会談は、1959年のキューバ革命以降では初めて。

会談はパナマ市のホテルで非公開で行われた。同市では10日に米州首脳会議が開幕する予定で、オバマ大統領はキューバのカストロ国家評議会議長に接触する見通しとなっている。

米上院外交委員会の関係筋によると、米国務省はオバマ大統領がキューバのテロ支援国家指定解除を行うよう勧告。オバマ大統領は9日、キューバに対するテロ支援国家指定を解除するかどうかに関する国務省の検討作業が完了したと明らかにしていた。

米当局者によると、米キューバ間で公式の外相会談が最後に行われたのは1958年9月22日。キューバ革命後の最高レベルの両国間協議は59年4月、ニクソン米副大統領とキューバのフィデル・カストロ首相(いずれも当時)の間で行われた。その直後に両国関係は急速に悪化し、61年に国交が断絶した。

*内容を追加して再送しました。

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