ウクライナ、NATO加盟を視野に ロシアの「侵略」を非難

2015年4月10日(金)06時19分

[キエフ 9日 ロイター] - ウクライナ政府は9日に公表した5カ年安全保障要綱で、 ロシアの行動を「侵略」行為として非難すると同時に、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を視野に入れていることを明らかにした。

トゥルチノフ国家安全保障会議書記は、ウクライナはロシアの「侵略」を長期的に継続する要素と見なしているとし、ウクライナが自国の主権と領土の保全を確実にするためには、「NATO加盟が唯一の信頼の置ける外的な保証」となるとの考えを示した。

同書記は、5カ年要綱はロシアによる軍事侵攻に基づいて作成されたとし、ウクライナは今後、西側諸国と軍事力、および諜報活動を調整していく意向であることを明らかにした。

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