イラン核問題、全制裁解除なければ最終合意に調印せず=大統領
2015年4月9日(木)16時53分
[アンカラ 9日 ロイター] - イランのロウハニ大統領は9日、核問題をめぐる欧米など6カ国との協議について、制裁がすべて解除されなければ、最終合意には調印しないと述べた。
大統領はテレビ演説で「同じ日に制裁がすべて解除されなければ、いかなる合意にも調印しない。核交渉のすべての参加国の利益になる合意を望む」と述べた。
イランと6カ国は先週、核問題の包括的な解決に向けた枠組みで合意。イランは制裁の即時解除を求めているが、米国は6日、最終合意に基づく段階的な制裁解除が必要との見解を示した。
最終合意の期限は6月30日。
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