金現物が7週間ぶり高値、米雇用統計さえず早期利上げ観測後退

2015年4月7日(火)08時51分

[ニューヨーク/シンガポール 6日 ロイター] - 6日の取引で金現物が一時、2月17日以来約7週間ぶりの高値をつけた。3日発表の3月米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が2013年12月以来の小幅な増加にとどまったことを受け、連邦準備理事会(FRB)が利上げ開始を遅らせる可能性があるとの見方が根強い。

米利上げ開始が遅れると、安全資産とされる金への需要が高まるともみられている。雇用統計を受けて6日の外国為替市場でドルが下落、他通貨の所有者にはドル建ての金に割安感が出た。ただドルはその後上昇に転じ、金は上昇幅を縮小した。

1808GMT(日本時間7日午前3時08分)時点で、金現物は0.6%高の1オンス=1217.66ドル。一時、1.2%高の1224.10ドルの高値をつける場面もあった。

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