トルコ議会、国内2番目の原発建設を承認 日仏企業が推進
2015年4月3日(金)09時13分
[イスタンブール 2日 ロイター] - トルコ議会は1日、北部黒海沿岸のシノップに日本とフランスの企業が国内2カ所目の原子力発電所を建設することを認める法律を承認した。三菱重工業と伊藤忠商事、フランスのGDFスエズは2013年5月、220億ドルでシノップ原発を建設することで合意した。
ただ、建設作業に着手するには、さらにトルコ国内と国際的な規制機関の承認が必要になる。
シノップ原発は三菱重工とフランスのアレバが開発した原子炉「ATMEA1」を採用し、出力が4800メガワット。トルコ共和制発足100周年に当たる2023年までの稼働開始が期待されている。
トルコ初の原発は、ロシアの設計によりアックユに建設される計画。今年4月に作業が始まる予定だ。
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