原油先物がイラン核協議枠組み合意で急落、協議継続で下げ渋り

2015年4月3日(金)06時05分

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 2日の原油先物相場は、イランの核問題をめぐる同国と欧米6カ国の協議が枠組み合意に達したことを受け、最大で5%急落した。だが最終合意に向けた交渉が6月まで継続するとの当局者の発言を受けて、下げを縮小した。

イランのザリフ外相は会見で、制裁措置は6月30日までに合意する「将来的な包括合意」に基づき解除されると述べた。 

相場では枠組み合意の発表を受け、反射的に売りが膨らんだが、協議はなお6月まで続くとの冷静な見方が広がり、持ち直す展開となった。

北海ブレント先物は2.15ドル安の1バレル=54.95ドルで清算。一時は54ドルまで売られた。

米原油先物も2ドル近く下げる場面もあったが、0.95ドル安の同49.14ドルで清算した。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ