ルフトハンザCEOが質問一切拒否、墜落現場訪問

2015年4月1日(水)23時40分

[ルベルネ(フランス) 1日 ロイター] - 独ルフトハンザのカーステン・シュポア最高経営責任者(CEO)は1日、傘下ジャーマンウイングス機の墜落現場近くを訪問したが、記者団からの質問には一切応じなかった。

ルフトハンザは前日、旅客機を故意に墜落させた可能性のあるアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)について、深刻なうつ病の症状を患ったことを示す医療記録を航空学校に電子メールで提出していたことを認めている。

シュポアCEOは事前に用意した声明で、ルビッツ氏がなぜ旅客機を仏南部のアルプス山中に向かわせたのか不明だと指摘。

事故の原因が日々分かってきているが、「どうしてこのような事故が起きたのかわれわれ全員が理解するには長い時間がかかる」と述べた。

CEOに対しては声明の後、記者団からルビッツ氏の病状について何を把握していたのかなどの質問が相次いだが、それには答えず、その場を立ち去った。

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