英保守・労働党党首がTV選挙選、キャメロン氏優勢との見方

2015年3月27日(金)15時51分

[ロンドン 27日 ロイター] - 英保守党党首のキャメロン首相と労働党のミリバンド党首は26日、5月の総選挙を前にテレビでインタビューに答えた。放送後の世論調査ではキャメロン氏に軍配が上がった。

キャメロン氏がミリバンド氏との1対1での討論会を拒否したため、両者が別々にインタビューを受ける形で行われた。会場の聴衆からの質問にも答えた。

ガーディアンとICMの調査によると、54%がキャメロン氏が勝利したと答えたのに対し、ミリバンド氏が優勢との回答は46%だった。

キャメロン氏は「財政赤字の削減を急ぎ過ぎたと言われれば同意するが、われわれは仕事をやり遂げる必要がある」と述べ、政権を担った5年間で失敗があったことを認めながらも、景気回復を成し遂げるために再選を訴えた。

一方ミリバンド氏は「私はこれまで過少評価されてきた。リーダーにはなれないと言われてきたが実際になった。4年前にも首相にはなれないと言われたが、なれると考えている」と語った。

同氏に対してはこれまで保守派メディアだけでなく労働党内からも「おたく」のイメージを指摘され、選挙では勝てないとの声が出ており、こうした見方に反論した。

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