米原油先物1ドル超下落、イエメン空爆による供給懸念が後退

2015年3月27日(金)12時31分

[27日 ロイター] - 米原油先物は27日のアジア取引で、1ドル超下落している。イエメン情勢受けた需給ひっ迫懸念が後退したことが背景。

日本時間午前11時53分時点で、米WTI原油先物1バレル=50.37ドル。北海ブレント先物は58.27ドルに下落している。

ゴールドマン・サックスは、イエメンの原油輸出量は少なく、輸送タンカーも同国の海域を避けて航行することが可能なため、空爆による供給面への影響はほとんどないとの見方を示した。

また、オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)は、「現時点で戦闘はイエメンの首都周辺で起きている。戦闘が南部に広がりバブ・エル・マンデブ海峡を通過する石油タンカーに影響を及ぼす事態になったとしても、タンカーはアフリカを回る輸送ルートに変更が可能だ」との見方を示した。

*情報を追加しました。

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