首相の米議会演説、強固な同盟関係を示す上で有意義=菅官房長官

2015年3月27日(金)11時08分

[東京 27日 ロイター] - 菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、安倍晋三首相が4月29日に米連邦議会の上下両院合同会議で演説を行うことを明らかにし、「強固な同盟関係を世界に示す上で大変有意義」との考えを示した。

米連邦議会のベイナー下院議長が、安倍首相を招待すると発表した。日本の首相が米連邦議会の上下両院合同会議で演説を行うのは初めてで、菅長官は「今後ともかけがえのない同盟関係を発展させ、いっそう国際社会の平和と繁栄に貢献していくというメッセージを世界に発信する」と述べた。演説内容は今後検討する。

中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に韓国が参加表明したことについてはコメントを避け、引き続き慎重な立場であることを強調した。日本政府は公正なガバナンスの確保などを問題視しているが、現時点で中国からの回答はなく、「関係国と連携して中国側に働きかけをしていく」(菅長官)方針だ。

また菅長官は、安倍首相が今月29日に行われるシンガポールのリー・クアンユー元首相の国葬に出席することも明らかにした。

*内容を追加します。

(梅川崇)

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