スイス中銀、2014年末頃に270億ドル相当の外貨買い フラン高抑制

2015年3月26日(木)16時30分

[チューリヒ 26日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は26日公表の年次報告書で、スイスフラン相場の上限を防衛するために昨年末頃に為替介入を通じて258億フラン(269億1000万ドル)相当の外貨を購入したことを明らかにした。

中銀は今年の1月に1ユーロ=1.20フランに設定していたフラン相場の上限を撤廃しており、介入は撤廃前に行われた。

報告書では、「2014年にスイスフランの上昇圧力が増し、年末頃にユーロは下限(フランの上限)の1.20フランに近づいた」と指摘。「下限を防衛するため、中銀は為替取引を実施し、258億スイスフラン相当の外貨を購入した」と説明した。

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