原油先物が上昇 ドル安やイエメン情勢悪化、投機的な買いも要因

2015年3月26日(木)06時31分

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日の米国市場で原油先物価格が約3%上昇。原油在庫の拡大にもかかわらず、ドルの下落、イエメン情勢の悪化に加え、投機筋による買いが原油高要因となっている。

米エネルギー情報局(EIA)が発表した前週の統計で、原油在庫は820万バレルの積み増しと11週連続で拡大し、80年ぶりの高水準となったことが分かった。市場予想は510万バレルの積み増しだった。

これを受けて原油価格はいったん弱含んだものの、午後からは投機筋による上値を試す動きで価格は上昇。

北海ブレント先物は1.37ドル高(2.5%上昇)の1バレル=56.48ドルで終了。一時、57.17ドルの高値を付けた。

米WTI原油先物は1.70ドル高(3.6%上昇)の49.21ドル。場中に49.46ドルまで上昇した。

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