原油55━60ドルで推移、需要上振れ支援=湾岸OPEC代表

2015年3月25日(水)04時28分

[リヤド 24日 ロイター] - ペルシャ湾岸諸国の石油輸出国機構(OPEC)代表は24日、世界の原油需要が想定を上回っていることが寄与し、原油価格は今後2カ月、1バレル=55━60ドル程度で推移するとの見通しを示した。匿名を条件にロイターの取材に応じた。

その当局者は「世界の原油需要は、12月、1月、とりわけ2月に見通しを上回った」とし、原油安が米国、アジア諸国で需要を押し上げたとの見方を示した。

その上で「なお不透明感は残るが、原油価格は約55━60ドルのレンジで上下するだろう」と述べた。

米原油市場に関しては、在庫の積みあがりを背景に「非常に厳しい」としたが、国際市場では在庫は高水準にあるが、それでも5年平均の範囲内だと指摘した。

国際指標である北海ブレント先物はこの日、バレル当たり55ドルを上回って取引されている。

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