ハンガリー「BBプラス」、S&Pが11年以来初の格上げ

2015年3月21日(土)04時22分

[ブダペスト 20日 ロイター] - 格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は20日、ハンガリーのソブリン債格付けを「BB」から「BBプラス」に1段階引き上げた。

ジャンク(投機的)等級に引き下げられた2011年終盤以来初の格上げとなる。

「BBプラス」はジャンク等級で最も高い水準。

格付け見通しは「安定的」とした。

S&Pは声明で、格上げは「外的要因への脆弱性の低下、および成長と財政状況が改善しつつあることを反映」と指摘。「純対外債務が2009年以降、持続的に減少し、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めなど、将来における外部からの衝撃に対する脆弱性が低下した」と説明した。

そのうえで、ハンガリー政府が投資や持続的な成長促進に向けた政策を推進していけば、一段の格上げもあり得るとした。同時に、公的債務が著しく悪化、もしくは外的要因への脆弱性が再度高まるようであれば、格下げの可能性もあるとした。

*内容を追加して再送します。

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