「イスラム国」が虐殺・戦争犯罪の可能性、国際刑事裁付託を=国連

2015年3月19日(木)19時31分

[ジュネーブ 19日 ロイター] - 国連人権理事会は19日、過激派組織「イスラム国」によるイラクでの犯罪に関する報告書を発表し、少数派ヤジディ教徒の大量虐殺(ジェノサイド)や、人道に対する罪、民間人に対する戦争犯罪が行われた可能性があると指摘した。

人権理事会は昨年9月に調査を開始。被害者や目撃者とされる100人以上を対象にした調査に基づき報告書をまとめた。

報告書は「大量虐殺、人道に対する罪、戦争犯罪を示す情報がある」とし、国連の安全保障理事会が「イラクでの状況を国際刑事裁判所(ICC)に付託することを検討」すべきだと訴えた。

また、イラク政府軍と民兵組織が「イスラム国」との戦闘で戦争犯罪を行った可能性もあると指摘し、さらなる調査が必要だとした。

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