たばこ訴訟で途上国支援、ゲイツ氏・ブルームバーグ氏が基金設立

2015年3月19日(木)11時07分

[ロンドン 18日 ロイター] - 米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と米金融サービス大手ブルームバーグ創設者のマイケル・ブルームバーグ氏は、大手たばこ会社から訴えられた途上国の訴訟費用を支援する400万ドルの基金を共同で設立した。慈善団体のゲイツ財団とブルームバーグ・フィラントロピーズが18日発表した。

ブルームバーグ氏は記者団に対し「この基金は、たばこ業界に訴えられた国々が法廷で勝利することを支援するのが目的だ」と述べた。

具体的には、たばこの箱に健康被害の警告を表示するよう義務付けたことで米フィリップモリスインターナショナルに訴えられ、2010年から訴訟が続いているウルグアイ政府などが支援対象になる可能性があるという。

ゲイツ氏は「国民をたばこの害悪から守ろうとする国の指導者は、巨大たばこ企業による訴訟の脅威にひるんではならない」と語った。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ