インド初の戦略石油備蓄、イラク産輸入へ=関係筋

2015年3月19日(木)02時41分

[ニューデリー 18日 ロイター] - インドは原油安の環境を生かして、国内初の戦略石油備蓄(SPR)向けに、イラク産原油800万バレルを輸入する方向だ。供給過剰が原油相場の重しとなる中、今回の動きは一定程度下支えするとみられる。

石油省は17日、インド石油公社(IOC)とヒンドゥスタン・ペトロリアムに対し、5━6月にインドに到着するバスラ原油計800万バレルを確保するよう指示した。事情に詳しい関係筋2人が明らかにした。

同筋の1人によると、月内に入札発行を行い、内閣が来週の会合で承認する計画だ。

バスラ原油は、インド東海岸の精製施設に適しているとされる。

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