ウクライナが東部に「特別な地位」承認、親ロ派支配拡大の懸念も

2015年3月18日(水)11時43分

[キエフ 17日 ロイター] - ウクライナの議会は17日、同国東部に限定的な自治権を与える法律を採択した。親ロシア派が創設を宣言した共和国に「特別な地位」を認めるという内容だが、親ロシア派の支配力拡大につながると懸念する声もある。

ウクライナ政府は、同国の管轄下にある東部で自治体選挙が行われた後に「特別な地位」を認めるとしている。

ロシアはこれに反発。ラブロフ外相は、この法律はミンスク合意から大きくかけ離れていると指摘。「特別な地位」を、親ロシア派指導部が参加しない選挙と結びつけている、と批判した。

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