英首相が全党首参加のTV討論に合意、労働党との直接対決は回避

2015年3月18日(水)11時35分

[ロンドン 17日 ロイター] - キャメロン英首相は17日、5月7日の英総選挙に向けた政党党首によるテレビ討論会について、主要3党に4つの小政党を加えた党首7人による討論を実施することでテレビ局側と合意したことを明らかにした。

各種世論調査によると、主要政党の支持率はほぼ拮抗しており、総選挙は歴史的な大接戦になると予想されている。キャメロン首相は、テレビ討論会の形式をめぐって、最大野党・労働党のミリバンド党首との1対1での討論を拒否しており、「臆病者」との批判も広がっている。

キャメロン首相は、BBCとのインタビューのなかで「討論会などの総選挙関連番組について、BBCを中心とするテレビ局側から、新たな提案がなされた。私は14日に、その提案を受け入れた」と述べた。

首相が率いる保守党の関係者によると、キャメロン首相は、4月上旬に7党首による討論会を1回行うという提案を受け入れた、という。

テレビ局側は当初、7党首の討論会を2回行い、さらにキャメロン首相とミリバンド労働党党首の討論会を1回行うことを提案していた。

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