EU加盟継続めぐる国民投票、年内実施の可能性は低い=英首相

2015年3月17日(火)19時10分

[ロンドン 17日 ロイター] - 英国のキャメロン首相は17日、5月の総選挙で勝利すれば実施するとの意向を示している欧州連合(EU)加盟継続の是非を問う国民投票について、年内に前倒しで実施する可能性は「かなり低い」と述べた。

首相はこれまで、移民などの問題で欧州と再交渉した上で、2017年までに国民投票を実施すると約束している。

反EUを掲げる英独立党(UKIP)のファラージュ党首は、予想通り総選挙で明確な勝者がいない場合、キャメロン氏に組閣を認める取引に応じると指摘。ただ、そのためには年内の国民投票実施が条件とした。

これについてキャメロン首相はITVの番組で、「(EUとの)再交渉が済むのは早ければ早いほど良いが、率直に言って、5月の選挙を終えて年内にそうする可能性はかなり低い」と指摘。選挙を終えるまでは、いかなる取引も検討しないと付け加えた。

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