ブラジル経済活動指数、1月は予想外の低下

2015年3月17日(火)10時27分

[ブラジリア 16日 ロイター] - ブラジル中央銀行が16日発表した1月の経済活動指数は、季節調整済みで前月比0.11%低下した。市場予想は0.01%上昇だった。

前年同月比では1.75%低下した。指数は、四半期毎に発表される国内総生産(GDP)の先行指標とみなされている。

ブラジル中銀が実施したアナリスト調査によると、ブラジル経済は過去25年で最悪の景気後退(リセッション)に向かっているとみられている。

エコノミストによると、国営石油会社ペトロブラスに対する汚職調査で企業信頼感が弱まり、投資が落ち込んでいるほか、財政赤字削減とインフレ抑制のための増税と金利引き上げも経済成長を阻害している。

ブラジル地理統計院(IBGE)は、27日に第4・四半期の国内総生産(GDP)統計を発表する。

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