インドが保険法改正、外資の出資上限を引き上げ

2015年3月13日(金)14時20分

[ニューデリー 12日 ロイター] - インド議会は12日、保険分野への外資の出資比率上限を引き上げる保険法改正案を可決した。政権発足からほぼ1年のモディ首相とり、主要経済改革で初めての実績となる。

保険法改正により、出資制限は現行の26%から49%に引き上げられた。業界関係者は「外資の出資が急に増えるとは予想していないが、非常に前向きの動きだ」と評価した。

今後、英プルーデンシャルによる国内最大の生命保険会社ICICI・プルーデンシャル・ライフへの出資比率引き上げなどが予想され、業界再編の機運が高まるかもしれない。

また、今年最大規模となる新規株式公開(IPO)への道が開ける。ハウジング・ディベロップメント・ファイナンスHDFCと英スタンダード・ライフの合弁事業であるHDFC・ライフは、法が改正され次第IPOに向けた準備を進める、としている。

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