英保険会社の化石燃料投資、政策変更で打撃受ける可能性=中銀

2015年3月3日(火)19時49分

[ロンドン 3日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)健全性監督機構(PRA)の副責任者を務めるポール・フィッシャー氏は3日、気候変動に関する政策の変更で化石燃料の使用が制限されることで、化石燃料関連資産に投資する保険会社は「大きな打撃」を受ける可能性があると警告した。

フィッシャー氏は英誌エコノミスト主催の会議で、「世界では一段と炭素排出が制限され、代替エネルギー源への移行が進んでいるため、過去数十年で拡大した化石燃料や関連技術への投資は大きな打撃を受ける可能性がある」と述べた。

また、すでに打撃を受けている事例が複数あるとした。

中銀はこのようなリスクの分析を進めており、今年中に政府に報告書を提出する予定。

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