トルコ中銀総裁「任期を全う」、辞任観測を否定

2015年2月28日(土)02時20分

[イスタンブール 27日 ロイター] - トルコ中銀のバシュチュ総裁は27日、自身の健康が許す限り、任期を全うする考えを表明した。CNNトルコが報じた。

市場ではエルドアン大統領の中銀批判を受けて、総裁の辞任観測が浮上。これが嫌気され、リラはこの日、最安値を更新した。総裁発言は、市場の動揺の沈静化を図ったものとみられている。

総裁は26日に業務を離れたのは、健康診断のためだったとし、深刻な問題は見つからなかったと説明した。

その上で「公職は与えられた期間全うされる。健康が許す限り、この義務を果たす」と述べた。

リラは総裁の発言を受けて下げ幅を削る場面もあったが、その後1218GMT(日本時間午後9時18分)時点では1ドル=2.524リラの最安値で取引されている。

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