戦後70年談話で有識者初会合、西室座長「身の引き締まる思い」

2015年2月25日(水)20時14分

[東京 25日 ロイター] - 安倍晋三首相が今年夏に発表する戦後70年談話に関する有識者の初会合が25日、首相官邸で開かれた。座長には西室泰三・日本郵政社長が選ばれ、会合後の会見で「重責に身の引き締まる思いだ」と述べた。

有識者会議のメンバーはさまざまな分野や世代から16人が選ばれ、座長代理には北岡伸一・国際大学学長が就いた。今後数回にわたって会合を開き、「20世紀の経験からくむべき教訓は何か」など5つの論点に沿って議論を進めていく方針。

どのような形で議論を取りまとめるかは未定だが、北岡氏は「歴史を全体の流れの中で捉えることがマストだ」と強調した。

会合の冒頭では、安倍晋三首相が「未来の土台は過去と断絶したものではない。戦後70年の平和国家としての歩みの上に、これからの80年、90年、100年がある」と述べた。

(梅川崇 編集:山川薫)

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