イスラエル首相、米民主党上院議員らとの会談を辞退

2015年2月25日(水)15時12分

[ワシントン 24日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は24日、来週のワシントン訪問に合わせた米民主党上院議員らとの会談を辞退した。ロイターが入手したダービン米上院議員とファインスタイン上院議員に宛てた書簡によると、同首相は「このタイミングで招待に応じるのは誤解を招きかねない」と理由を説明。

両上院議員は、米国とイスラエルの関係が米国の党派対立問題に発展すると影響が長引きかねないとの懸念を示す書簡を送り、ネタニヤフ首相を非公開の会合に招待していた。

これより先、共和党指導部がホワイトハウスや議会民主党に断りなくネタニヤフ首相を招き、イランの核問題について上下両院協議会で演説するよう要請したことから、ホワイトハウスと民主党は外交儀礼に反するとして反発を強めていた。また、3月17日投開票のイスラエル総選挙の2週間前というタイミングで米議会で演説するという首相の決定は、国内外から批判を浴びている。

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