「アメリカン・スナイパー」射殺、元海兵隊員に終身刑
2015年2月25日(水)13時53分
[スティーブンビル(米テキサス州) 24日 ロイター] - 米テキサス州の裁判所は24日、米海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」の元狙撃手、クリス・カイルさんを射殺したとして、エディー・レイ・ルース被告(27)に仮釈放なしの終身刑を言い渡した。
過去に海兵隊に所属していたルース被告は2013年2月、射撃場でカイルさんとその友人を至近距離から射殺。犯行後はトラックに乗って現場を離れたという。
弁護人は、ルース被告が統合失調症を発症していたとして、無罪を主張していた。
カイルさんはスナイパーとしての自身の従軍体験を記した「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」の著者。最も多くを射殺した米軍のスナイパーとされている。退役後は、心の傷を抱える退役軍人の支援活動に取り組み、一緒に射撃場を訪れるなどしていた。
著作に基づいた映画「アメリカン・スナイパー」が、22日に授賞式が行われた米アカデミー賞でも作品賞などにノミネートされていたこともあり、裁判は大きな注目を集めていた。
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