米上院共和党幹部、国土安保省の閉鎖回避へ譲歩案

2015年2月25日(水)12時06分

[ワシントン 24日 ロイター] - 米共和党のマコネル上院院内総務は24日、オバマ大統領の移民制度改革を封じる条項を盛り込まない国土安全保障省予算案の採決に前向きな姿勢を示した。同省の一部閉鎖を回避できる可能性が出てきた。

マコネル氏は、移民制度改革を食い止めるための独立した法案の採決に民主党が同意することが条件とした。

上院民主党は、一部不法移民を強制送還の対象から外す大統領の措置に対する幅広い制限が含まれているとして、現在進められている同省予算案の審議を妨害している。

マコネル氏は議会で記者団に対し「われわれには行動する責任があり、問題の解決策がある」と述べた。

ただ、同氏の提案は民主党への譲歩となるため、共和党のベイナー下院議長や党内保守派の支持を取りつけられるかは不透明だ。

国土安全保障省の暫定予算が期限を迎える27日までに協議が決着しない場合、安全保障に関わる主要な職員は新たな予算措置が承認されるまで無給で働くことになる。

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