米西海岸港湾の労使交渉で暫定合意、停滞解消へ
2015年2月23日(月)08時48分
[ロサンゼルス 21日 ロイター] - 米西海岸の港湾労使紛争が長期化していた問題で、港湾労働者で構成する国際港湾倉庫労働組合(ILWU)と海運会社などを代表する太平洋海事協会(PMA)が、労働協約で暫定合意に至ったと発表した。
ILWUとPMAが20日夜に共同声明で明らかにした。合意には、組合員やPMAの構成業者などの承認が必要となる。
交渉難航で数カ月にわたり物流が停滞するなど労使紛争の影響が拡大していたが、合意により港湾封鎖の事態は回避され、港湾機能は正常化に向かう見通し。
交渉の仲介役を務めたペレス労働長官は、双方が21日夜から港湾業務を完全再開することで合意したと発表。ホワイトハウスは9カ月に及ぶ交渉の合意成立について、米経済、ビジネス、労働者にとって「大きな安堵(あんど)」をもたらすと述べた。
港湾当局者は、貨物コンテナの停滞解消に6─8週間、正常化には数カ月かかるとの見通しを示している。
※英文参照番号[nL1N0VV0KZ](契約の内容によっては英文がご覧いただけない場合もあります)
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