米環境当局が再生可能燃料基準案を策定へ、3年分を今春に

2015年2月20日(金)17時06分

[グレープバイン(米テキサス州 19日 ロイター] - 米環境保護局(EPA)は2014、15、16年の再生可能燃料基準(RSF)案を今春策定する計画。EPA高官が19日に明らかにした。昨年分については実際の生産レベルを踏まえて決定するとしている。

エタノールなど再生可能燃料の使用目標を定め、年々引き上げることが2007年に議会で義務付けられた。しかし燃料需要全体の伸びが鈍化していることから引き上げが困難になっており、EPAによる目標の設定が遅れている。

EPA大気・輸送部門のディレクター、クリストファー・グランダー氏は、当地で行われた会合の席上、ロイターに2014年の目標について「実情に基づいて決定される」と述べた。

同氏は、今春中に目標を設定する方針だが「6月21日の午前零時を春の終わりと位置付けている」と述べ、3月までに決定されるとの業界の期待が実現する公算は小さいとの認識を示した。

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