豪次世代潜水艦、スウェーデンへの発注ない=アボット首相

2015年2月20日(金)10時25分

[シドニー 20日 ロイター] - アボット豪首相は20日、次世代潜水艦の建造について、スウェーデンと組むつもりはないと明言した。次世代潜水艦の建造をめぐっては、スウェーデンのほかに、ドイツとフランス、日本が名乗りを上げている。

潜水艦建造に関心を寄せているのはスウェーデンの防衛大手サーブ、フランスの政府系造船DCNS、ドイツのティッセンクルップ・マリン・システムズ。一方、関係筋によると、豪政府は三菱重工業と川崎重工業が建造する4000トンクラスのそうりゅう型潜水艦の導入を前向きに検討している、という。

アボット首相は、実績不足を理由にスウェーデンへの発注を否定。

首相は記者団に対して「私の理解では、スウェーデン製の潜水艦が完成したのは、直近では1996年ごろだ。つまり、スウェーデンはここ20年間、潜水艦を建造していないということになる」と説明した。

首相は「適切な実績を持つ3カ国と交渉を続けている」と述べた。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ