第4四半期マレーシア成長率は前年比5.8%に加速、経常黒字は縮小

2015年2月12日(木)15時04分

[クアラルンプール 12日 ロイター] - マレーシア中銀が発表した2014年第4・四半期の国内総生産(GDP)は、前年比5.8%増となった。

ロイターがまとめた市場予想は5.0%増だった。

原油安や世界経済の低迷にもかかわらず、第3・四半期の5.6%増から伸びが加速した。

2014年通年のGDPは6.0%増で2010年以来の高い伸びとなった。市場予想は5.8%増、2013年は4.7%増だった。

ただエコノミストは、輸出需要の後退とエネルギー・商品価格の低迷が影響し、成長加速は長くは続かないとみている。

キャピタル・エコノミクスのクリスタル・タン氏は「原油安は今年のマレーシア経済にとって大きな逆風となり、成長加速は短期的にとどまる」との見方を示した。

第4・四半期の経常黒字は61億リンギ(17億ドル)と、第3 ・四半期は76億リンギから縮小した。

第4・四半期の直接投資は2億リンギの純流出。第3・四半期は21億リンギの純流入だった。

ポートフォリオ投資は204億リンギの純流出。第3・四半期は110億リンギの純流出だった。

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