米西海岸の港湾争議、荷役作業が再度停止へ

2015年2月12日(木)12時57分

[ロサンゼルス 11日 ロイター] - 米西海岸の港湾労使交渉が難航して荷役作業が滞っている問題で、海運会社側は12日から4日間、29のすべての港湾で荷役作業を一時停止すると発表した。操業は前週末にも停止していた。

海運会社や港湾運営会社で構成する使用者団体「太平洋海事協会」(PMA)は11日、港湾が再度閉鎖されるとの声明を発表した。港湾のターミナル構内やゲートなどに積み上げられているコンテナを片付ける作業は、会社側の裁量に任せるという。

閉鎖される港湾で扱われている積み荷は、米国全体の海運の約半分、アジア向け輸出の70%以上を占める。

PMAと2万人の港湾労働者で組織する「国際港湾倉庫労働組合」との新たな労使協約をめぐる交渉は9カ月近くに及んでいる。この間、多くの港で渋滞や出荷の遅れが問題となっている。

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