米大統領、FRB副議長に元財務省高官のクォールズ氏指名へ
2017年7月11日(火)10時23分
[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米大統領は、連邦準備理事会(FRB)の銀行監督を担う副議長として元財務省当局者のランダル・クォールズ氏の指名を計画している。ホワイトハウスが10日、明らかにした。
同氏の指名は上院の承認が必要。この役職は2008年の金融危機後に設置されたが、オバマ政権時代は誰も就かず、クォールズ氏が就任すれば初となる。
クォールズ氏は金融業界に友好的な人物とされ、金融危機以降に実施された規制に不満を持つ銀行の意見に耳を傾けるとみられている。4月以降は同氏が指名されるとの見方が広がっていた。
銀行監督では、4月に退任したタルーロ理事が実質的に担っていた。
クォールズ氏は現在、ユタ州ソルトレイクシティで自身が設立した投資会社を経営。以前はプライベートエクイティ(PE)のカーライル・グループのパートナーだった。またジョージ・W・ブッシュ(子)政権での財務省の国内金融担当財務次官や、国際通貨基金(IMF)の米国エグゼクティブ・ディレクターを歴任した。
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