金融状況の改善、米FRBの引き締めに追い風=NY連銀総裁

2017年6月26日(月)21時01分

[26日 ロイター] - ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、このところの利回り差縮小、株価の過去最高値更新、債券利回りの低下は、連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを進める上で心強いとの見解を示した。

25日に行った講演の原稿をニューヨーク連銀が26日公表した。

それによると総裁は「金融政策当局者は金融状況の動向を考慮する必要がある」と指摘。「最近のように緩和的な状況なら引き続き金融を引き締めるさらなる誘因になる」と述べた。

総裁はまたFRBのバランスシート縮小計画について、国債市場や不動産担保証券市場の反応は限られると指摘した。

バランスシートの規模正常化に関する方針について、市場との対話による期待醸成がおおむね効果的であることを示しているとの見解を示した。

*内容を追加しました。

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