スコットランド単一市場残留望む、独立なお選択肢=行政府首相

2016年12月20日(火)23時42分

[エディンバラ 20日 ロイター] - 英北部スコットランドのスタージョン行政府首相は、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)後も単一市場にとどまるとともに、スコットランドの利益を守るため権限拡大に取り組む方針を示した。

スタージョン氏はブレグジットに関するスコットランドの見解をまとめた文書を公表。「われわれは単一市場におけるわれわれの立場を維持する覚悟だ」と述べた。

英国からの独立も「引き続き選択肢であるべき」とし、ブレグジットはスコットランドが生み出した問題ではいとの立場を示した。

移民に関しても、高齢化が進むスコットランドは独自の管理政策を行いたいとの考えを示した。

メイ英首相の報道官は、メイ氏はスコットランドの提案を精査するとしたが、独立の是非を問う2度目の住民投票は行うべきではないというのがわれわれの立場だとした。

英国は6月の国民投票でEU離脱を決めたが、スコットランドは残留支持が上回った。

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