ドル一服商状、対円・ユーロで4週間ぶり大幅上昇=NY市場

2016年12月17日(土)07時47分

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、前日大幅上昇したドルが主要通貨に対し小幅下落した。週末を控え、利食い売りが優勢となった。

主要6通貨に対するドル指数は0.12%低下の102.90。ただ前日につけた14年ぶり高水準の103.56近辺で推移した。前日は1.2%上昇と、およそ半年ぶりの大幅な上昇率を記録していた。

ドル/円は0.2%安の117.94円。前日には10カ月半ぶりの高値となる118.66円まで買われた。

ユーロ/ドルは0.2%高の1.0433ドル。前日は約14年ぶりの安値となる1.0364ドルまで売られていた。

FXアナリティクスのパートナー、デービッド・ギルモア氏は「米連邦公開市場委員会(FOMC)以降の値動きが著しかったため、ドルロングに対する利食い売りが出やすい状況だ」と語る。

ただこの日の下落を加味しても、ドルは週間でユーロ、円、スイスフランに対して、4週間ぶりの大幅上昇となる見込み。週間のドル上昇率は対ユーロが1.2%、対円が2.2%、スイスフランは約1%となっている。

ドルはスイスフランに対しては0.3%安の1.0268フラン。前日は2010年8月以来の高値となる1.0344フランをつけていた。

ドル/円 NY終値 117.98/118.00

始値 118.10

高値 118.40

安値 117.48

ユーロ/ドル NY終値 1.0447/1.0455

始値 1.0446

高値 1.0473

安値 1.0401

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