米鉱工業生産予想以上の落ち込み、公益・製造業重しに

2016年12月15日(木)00時01分

[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が発表した11月の鉱工業生産指数は0.4%低下、市場予想の0.2%以上の落ち込みとなった。公益や製造業が下押し要因となった。

低下幅は3月(0.9%低下)以来の大きさだった。

10月分は当初発表の変わらずから0.1%上昇に修正された。

内訳では、製造業生産が0.1%低下。ただ予想の0.2%低下ほどは悪化しなかった。

公益は4.4%の大幅低下だった。例年に比べて気温が高く、暖房需要が減った。10月分は2.8%低下に下方修正された。

これまで原油安による打撃を受けてきた鉱業は1.1%上昇した。

FRBが経済の緩みを測る指標として注目する設備稼働率は75.0%と、前月の75.4%から低下した。市場予想の75.1%もわずかに下回った。

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