財務省、国債利払いの積算金利0.4%引き下げ=17年度概算要求で政府筋

2016年8月24日(水)23時42分

[東京 24日 ロイター] - 財務省は、2017年度予算の概算要求で、国債利払い費の前提となる積算金利を前年度の年2.0%から0.4%ポイント下げ、1.6%とする方針だ。日銀の金融緩和で国債利回りが軒並みマイナス圏で推移している現状を踏まえ、概算時点で過去最低の水準に引き下げる。

複数の政府筋が24日、明らかにした。16年度の予算要求では2%の算出金利をもとに償還分を含めた国債費として26兆0543億円を計上。今回、算出金利を大幅に引き下げることに加え、16年度に債務償還費として要求した決算純剰余金1.5兆円がはく落し、来年度の要求額としては前年比で8年ぶりの減額となる見通しだ。

財務省は、08年度予算の要求額として22兆2006億円を計上、翌09年度は20兆6491億円に減額要求した。

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