米FRB、毎月12.5万人超える「健全な」雇用創出望む=ダラス連銀総裁

2016年8月2日(火)23時32分

[北京  2日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は2日、米経済に存在するスラック(需給の緩み)の解消に確信を持つために連邦準備理事会(FRB)は毎月8万─12万5000人を超える「健全な水準」の雇用創出を望んでいるとの考えを示した。

同総裁は国内総生産(GDP)の伸びの減速が雇用の伸びの加速とどのように整合性がとれるのか見極めるために、一段の情報が必要になると指摘。世界的にリスクと不均衡が存在することを踏まえ、FRBは緩和的な措置を引き揚げるにあたり忍耐強く、かつ慎重に行動する必要があるとの考えを示した。

そのうえで、金融政策の効果が表れるまでに時間がかかるとの認識を示し、FRBは2%としているインフレ目標の達成と政策調整のタイミングとの間でバランスを取っていくことが求められるとの立場を示した。

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